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サンクトペテルブルクの飲食街7選

Legion Media
サンクトペテルブルクと言えば美術館や宮殿だが、食という点でも注目の街だ。おすすめのグルメスポットをご紹介しよう。

1.「作家街(クヴァルタル・ピサテレイ)」

 ネクラーソフ通り、ジュコフスキー通り、マヤコフスキー通りに挟まれたこの街区を、地元住民は「作家街」と呼ぶ。実際、作家たちが暮らした場所なのだ。古い建築が並ぶ街区は雰囲気満点。散歩中はきっとカフェかビアレストラン、あるいは呑み屋に立ち寄りたくなるはずだ。実は近年、ペテルブルクで最も多くのバーが開店したのが、この作家街なのである。

 おススメのお店:

 雰囲気ばつぐんのソ連風呑み屋は、「マヤーク」、「Bazin」、そして「ザリーフ」だ。

 オリジナルのカクテルや肴を提供するのは、バー「フローニキ」、トロピカル・バー「ピルス28」、「Bar 812」、「ポルタルィ・コムナトィ」など。

 フルーツやベリー類の浸酒を種類豊富に取り揃えているのは、バー「Zavod」。

 軽食とコーヒーなら、カフェ「Brik」や、「ペシェホード」がおすすめ。 

2.ルビンシュテイン通り

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 名店の多い呑み屋街だ。ネフスキー大通りと交差するため、なかなか素通りできない。夕食後にふらっと寄り付きたくなるような呑み屋が多いのが特徴。

 おススメのお店:

 世界の人気料理を試すなら、レストラン「ゲオグラフィヤ」、エレガントな夕食ならレストラン「スチャスチエ」、シーフードを選ぶなら「Zazazu」が良いだろう。

 朝まで踊りたい?それなら、クラブ「ミニスチェルストヴォ」、雰囲気の良い「バルセロナ」、カラオケ・クラブ「Story 28 Group」へ行ってみよう。

 美味しいランチを探すなら、シャクシューカが魅力の「ベキツェル」、伝統的ハバナ料理を提供する「オー!クーバ」、ピラフやチェブレキが楽しめるカフェ「ウ・ラリースィ」といったチョイスがある。

3.ネフスキー大通り

 ペテルブルクを代表する中心的な通りで、総延長は4.5km。ここは24時間、人通りが絶えない。ここには大手のチェーン店もあれば、観光客の賑わいから離れて一息つける小規模な本格派カフェもある。

 おススメのお店:

 宝石の名を冠されたこだわりのデザートは、レストラン「Minerals」の売り。ペテルブルクの伝統的カフェ「セーヴェル」 は、有名なコルジノチカ・ケーキでお馴染みの店。また、「ブーシェ」も美味しい朝食とケーキで人気だ。シンプルで上質なパンがお好きなら、市内に数多いF.ヴォリチェクのパン店チェーンがおすすめだ。

 浸酒がお好きなら、レトロな内装の静かなバー「トヴァヤ・オスタノヴォチカ」が気に入ってもらえるだろう。ムール貝の料理をお探しなら、チェーンの「ミジーノエ・メスト」はお手頃価格でおすすめだ。

4.リテイヌイ通り

 ペテルブルクのもう1つの重要な幹線道路であるリテイヌイ通りもまた、夜ごとに地元住民や観光客でにぎわう。かつてブロツキーやネクラーソフ、チェルヌィシェフスキーらが住み、散歩したこの街区を歩けば、ロシアの古典文学に触れたような気分になるだろう。

 おススメのお店:

 とにかく肉!という場合には、レストラン「ミャソルブカ Angus」。アジアンメニューと美味しい餅スイーツなら、「Asiatiq」。焼きたてパンなら、「リュージ・リュービャト」がおすすめ。

 ミルクセーキやふわふわパンケーキなどのオールド・アメリカンなメニューなら、「パンケイク・ハウス」。伝統的イタリアンなら、トラットリア「リモンチェッロ」が手堅い。

 ランチの後に音楽鑑賞でリラックスしたいなら、「Hendricks」はブルースの生演奏付きだ。 

5.ヴァシリエフスキー島

アレクサンダー・ガルペリン/ Sputnik

 あちこちのスポットをまわり、丸一日過ごしても飽きないのがヴァシリエフスキー島。見どころがあまりに多いので、何度でも訪れたくなる場所だ。

 おススメのお店:

 食品市場と一体型の店がお好きなら、「ヴァシレオストロフスキー・ルイノック(市場)」を覗いてみよう。

 真っ暗な中でのディナーは、レストラン「Dans Le Noir?」ならではの体験だ。

 魅力的な内装のレストラン「ブーテルブロツキー」は、オリジナルのオープンサンドや浸酒がおすすめ。

 食べ応えたっぷりの欧州料理とロシア料理なら、居酒屋「グロッレ」。レストラン「Eratra」は、現代美術館「Eratra」に併設されており、一級品のスイーツが自慢だ。

6.カルポフカ

 ペテルブルクの新たなグルメ名所は、カルポフカ川の河岸とアプチェカルスカヤ河岸に挟まれた街区。当初は高級レストランが出店するエリアだったが、数年前から若者向けのバーや、雰囲気重視のカフェなども加わってより多様になった。

 おススメのお店:

 アンナ・クラソフスカヤの菓子店は、芸術のようなデザートを、がモットー。ハンドバッグのようなケーキ、彫刻や童話の登場人物をかたどったケーキなど、変わり種が多い。

 もう1つのユニークな菓子店は、「ザブィリ・サーハル」。売りは、ヘルスプロモーションを意識したケーキや、グルテンフリーのスィルニキ。

 集まってワインを楽しめる場所なら、「ヴィンヌイ・スクラド」が、食事メニューの評価も高い。ただし、営業は夕方から。夏はコンサートも開催される。

 朝食とブランチは、「フトゥラ」が人気の店である。

7.オブヴォドヌイ運河

アレクサンドル・デミャンチュク/タス通信

 もう1つの新グルメエリアは、オブヴォドヌイ運河の全長に沿って伸び、周辺の街路に至っている。

 おススメのお店:

 鉄道が好きだが、特にどこかへ行く用事も無い…そんな時は、食品市場「Vokzal 1853」に行ってみよう。旧ワルシャワ駅の歴史的建造物の中にあり、市内でも最大規模。カフェも100店近くが軒を連ねている。

 ロフトカフェ「Sibaristica」は美味しいコーヒーと焼きたてパンの店。試飲もできる。

 美味しいランチは、かつての麦芽製造所の屋上で営業しているカフェ「Solaria lab」がおすすめ。