
帝政ロシア時代のヴィヴィッドなストリートフォトグラフィー

サンクトペテルブルクの活気ある生活、通りを歩くさまざまな階級の人々、エレガントの女性、そして今は亡き国の生き生きとした瞬間がここにある。
イリヤ・レーピンの弟子であったアルフレッド・エバーリングは第一に画家であった。1917年の革命前には、ニコライ2世やロシアの貴族たち、そしてソ連時代に入ってからはスターリン、モロトフ、トロツキーなど、共産党のトップたちの肖像画を描いた。1937年には、彼が描いたウラジーミル・レーニンの肖像画が10ルーブル紙幣に印刷され、ソ連の紙幣に描かれる肖像画の標準となった。
一方で、エバーリングはロシアのストリート・フォトグラファーの先駆けでもあった。19世紀後半、彼はカメラを買い、写真の撮影に驚くほど夢中になった。彼が持っていたのはポケット・コダックで、短い露光時間で驚くほどヴィヴィッドな写真を撮ることができた。当時のサンクトペテルブルクの通りに飛び込んでみよう。
ネフスキー大通りを急ぐ男性

フォンタンカ河岸通りを散策する男女

リテイヌィ大通りを歩く家族

馬が引く路面電車から降りる女性

ネフスキー大通りを走る馬車の路面電車の運転手

アニチコフ橋を歩く人々

ネフスキー大通りで人々の視線を集めるエレガントな女性

アレクサンドル公園でベビーシッターと遊ぶ子どもたち

参謀本部の入り口で何かを読む郵便配達人

イタリア通りを歩く陽気な紳士

カラヴァンナヤ通りを歩く深刻そうな女性

冬宮の前を散歩する2人の女性

ネヴァ川を眺める少年たち

おしゃれなココーシニク(頭飾り)をつけた女性に引かれるベビーカーに乗った赤ちゃん
