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ロシアの夏の冷製スープ7選(レシピ)
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1. スヴェコーリニク
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ボルシチはお好きだろうか?スヴェコリニクは有名なビーツのスープの一種であるが、ただ冷たい(「冷たい」という言葉から来た名称「ホロドニク」とも呼ばれる)。作るのはとても簡単で、材料を刻んでケフィールや水に入れれば出来上がる。伝統的な作り方では、このスープは野菜だけを使うが、もちろん茹でソーセージや茹で肉を入れても良い。
レシピ(4人分)
茹でたビーツ(小)3〜4個、ケフィール1.5㍑、キュウリ2本、固ゆで卵3〜4個、ソーセジ250㌘、ネギとパセリ(適宜)。 卵1〜2個は置いておき、それ以外の材料を刻み、鍋に入れる。ケフィールまたは水を注ぎ、塩でお好みの味に整える。冷蔵庫で30分ほど冷やして、ハーブやサワークリームを添えていただく。
2. オクローシカ
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ロシア料理の中でもっとも奇妙なもののひとつがオクローシカである。これは、とどのつまりはクワスもしくはケフィールに浸したサラダである。しかし、これがとてもおいしい。ロシアでは、このスープは最も人気のある夏のスープのひとつであり、ほとんどの食堂やカフェのメニューにある。ぜひ家庭でも作ってみてほしい。
レシピ(4人分)
ケフィールまたはクワス、最大1㍑(お好みで)、茹でたジャガイモ2〜3個、キュウリ2本、ラディッシュ2個、ゆで卵2個、茹でた牛肉150〜200㌘、ハーブ(お好みで)。
すべての材料を刻み鍋に入れる。ケフィールまたはクワスを加え、ハーブを添えていただく。
3. ヴォトヴィニャ
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古くから伝わるイラクサ、ほうれん草、新タマネギとハーブ類を入れた、酸味のあるクワスとビーツの葉でつくる冷製スープ。伝統的に、鮭と氷を入れて出されるが、もちろん入れなくてもおいしい。
レシピ(4人分)
ゆで卵4個、茹でたビーツ4個、キュウリ2本、ネギ200㌘、ビーツの葉200㌘、ラディッシュ200㌘、ほうれん草(またはレタス)70㌘、(パンから作る)クワス4カップ。
材料をすべて刻む。ほうれん草はできるだけ小さく刻む。刻んだ材料とクワスを合わせる。サワークリームとスライスしたスモーク魚を添えていただく。
4. ムルツォフカ
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こちらもクワスで作るスープ。ムルツォフカはとてもシンプルな料理で、ハーブ、卵、ライ麦パンにクワスか水をかけるというもの。自分で作ってみるまでは、このようなスープがあるとは信じられないかもしれない。
レシピ(すべてお好みで)
ネギ、未精製ひまわり油、ライ麦パン、塩、コショウ、水またはクワス。
ネギは小さく刻み、ひまわり油少々、塩、コショウを加えたら、冷水またはクワスを注ぐ。
5 . スイバのスープ
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スイバはお好きだろうか?実はロシア人はこのスイバが大好きで、ダーチャ(郊外のサマーハウス)で、自分で栽培し、それを料理に使っているという人も多い。スイバはパイのフィリングにも、サイドディッシュにもなるが、これを使って作るスープは最高である。とてもさっぱりしていて、ビタミン豊富で、脂肪分も低い。
レシピ(4人分)
茹でたジャガイモ2〜3個、ゆで卵3〜4個、キュウリ3〜4本、スイバ2束、ネギ1束、パセリ(お好みで)、サワークリーム (お好みで)。
スイバは適当な大きさに切り、5分ほど茹で、冷水で冷やす。キュウリと卵も適当な大きさに切る。すべての材料を混ぜ、「スイバのブイヨン」に入れる。サワークリーム、塩、刻んだハーブを加える。
6. テューリャ
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昔ながらの冷製スープは水(またはクワス)とパンをベースにしたもので、農村で一般的な夏のスープである。オクローシカ(2番を参照)に似ているが、事前に火を通した野菜と肉を使って作る。最近では、この伝統的なロシアのスープにニンニクとクルトン、紅茶キノコを加えるアレンジなどが紹介されている。
レシピ(4人分)
紅茶キノコ1㍑、ライ麦パン4枚、ゆで卵2個、ハーブ、ネギ(お好みで)、ニンニク2片、植物油、塩、コショウ。
パンは角切りにし、ニンニク、植物油、塩、コショウと合わせる。パンを200℃のオーブンに入れ、5〜6分焼く。ハーブとゆで卵は小さく刻み、冷たいこんぶ茶を注ぐ。パンを添えていただく。すぐに食べること!
7. イチゴのスープ
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スープのデザートはいかが?もしイチゴが好きなら、ソ連のシェフが考案したこのおいしい一品をぜひ試してみてほしい。
レシピ(2人分)
イチゴ1カップ、生クリーム脂肪分20%またはヨーグルト1/4カップ、オレンジジュース1/4カップ、水1/4カップ、ミントの葉。
イチゴ、ジュース、水、砂糖をブレンダーにかける。クリーム、ミント、お好みでアイスクリームを添えていただく。