ロシアの民族:カルムイク人
ロシアには約18万人のカルムイク人が暮らしており、その多くは国のヨーロッパ南部に位置するカルムイク共和国に住んでいる。彼らはモンゴル系民族の「オイラト」グループに属する。「カルムイク」という名称は「残った者」を意味し、主流のオイラト・モンゴルから分かれた人々を指している。 カルムイク人は、ヨーロッパで唯一チベット仏教を信仰する民族である。カルムイク共和国の首都エリスタにある「釈迦牟尼仏の黄金の住処」は、世界でも最大級かつ最も美しい仏教寺院の一つに数えられる。 「ベク・バリルダン」と呼ばれる民族相撲は、カルムイク人にとって最も愛されている娯楽の一つである。これは古代の英雄叙事詩にも描かれ、詩人たちによって称えられてきた。カルムイクでは定期的に大会が開催され、モスクワでも時折行われている。 カルムイク料理の代表的な料理は「マハン・シェルチャン」で、ジャガイモと玉ねぎを使ったラム肉のスープである。また、「ジョンバ」と呼ばれる緑茶(ミルク、バター、塩を加えて作る)も非常に人気がある。体を温めるだけでなく、長時間満腹感を保つことができる。