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旧コメコン本部ビルの代わりに何が建てられるのか?

半世紀以上にわたり、経済相互援助会議(略称コメコン)の本部ビルが、モスクワのノーヴイ・アルバート通りに建っているこの場所に間もなく新しい複合施設が建設される予定だ。このソビエト・モダニズム建築の傑作は、我々の記憶にどのように残るのだろうか。そして現代の建築家たちは、何を提示してくれるのか。

 本の形をした31階建ての建物は、ミハイル・ポソヒン、アショト・ムンドヤンツ、ウラジーミル・スヴィルスキーの設計により、1960年代初めに建設された。コメコンのすべての加盟国が建設に参加している。その結果、最新の技術で設計、装備された超近代的な建物が生まれ、今日の建築史家はこれを、ソビエト・モダニズムの傑作と呼んでいる。ソ連が崩壊した1991年に、コメコンは解散したが、建物はすぐに再利用され、モスクワ市政府庁舎となった。

Krylov Ivan (CC BY-SA 4.0)

 コメコンの巨大な建物群のうち、現在残っているのは、本部の高層ビルと会議場だけだが、それらも間もなく歴史となるだろう。この敷地に新たな多機能複合施設を建設する計画があるからだ。どのプロジェクトが選ばれるかはまだ分からないが、現代の建築家たちが提示した案を見ることはできる。当然というべきか、ドバイの高層ビルを彷彿とさせる、未来派的な摩天楼だ。

あなたの気に入ったプロジェクトはどれだろうか?