
レーニンで満ちたモスクワ地下鉄駅10選(写真特集)

ビブリオチェーカ・イーミニ・レーニナ駅(レーニン図書館駅)

レーニンの名を、正確には、レーニン記念図書館の名称がそのまま駅名になっている。出口を登ると、図書館は目の前。壁面の1つは、巨大なレーニンの頭部のモザイク画だ。

もう一つ、別のレーニンの壁画がビブリオチェカ・イメニ・レーニナ駅からボロヴィツカヤ駅への乗り換え通路にある。
キエフスカヤ駅

この駅には、レーニン像が3つもある。そのうち1つのモザイク壁画は、ホームの先端を飾っている。

また、駅のロビー壁面の一連のモザイクパネルにもレーニン像がある。そのうちの1つは、1917年10月にレーニンがスモリヌイでソビエト政権の樹立を宣言した場面である。ちなみに当初は、このモザイクはレーニンのすぐ後ろにスターリンが描かれていたが、1960年代のスターリン個人崇拝否定の波の中、その姿は消された。

別のモザイク画では、赤色旗にレーニンが描かれている。
コムソモリスカヤ駅

コムソモリスカヤ駅のモザイク画は、画家のパヴェル・コーリンのデザインによるロシア史の重要な場面を描写したシリーズである。その中には、赤軍に向けて演説するレーニンの姿もある。

別のモザイク画は、赤色旗を掲げる赤軍兵士たち。その旗にレーニンが描かれている。

駅の別の場所には、レーニンの胸像が置かれている。
プロッシャジ・イリイチャ駅

この駅名も、レーニンにちなんだもの。イリイチとは、レーニンの父称であり、呼び名の1つである。駅の奥に、大きな浅浮彫りのレーニンな頭像がある。
プロッシャジ・レヴォリューツィー(革命広場駅)

この駅の装飾には、革命家を始め、ソ連の人々をモチーフにしたブロンズ像が多い。赤軍兵士、海兵、農民の像の他、ロビーにはレーニンの胸像が鎮座している。
バウマンスカヤ駅

バウマンスカヤ駅の奥に、「赤色旗」が盛大にはためいている。レーニン像が描かれているが、ここにも、かつてはレーニンと並んでスターリンがいた。
ドブルィニンスカヤ駅

駅の出口のエスカレーター付近に縦長の大きな壁画が3つある。中央に描かれているのがレーニンだ。
ノヴォクズネツカヤ駅

駅の奥には、一面に巨大なモザイク壁画があり、もちろんレーニンも描かれている。
ベロルスカヤ駅

濃い灰色の花崗岩のレーニン胸像は、かつては駅構内に設置されていた。2021年に地上のロビー階に移され、元の場所には巨大な人物像群「ソビエトのベラルーシ」が設置された。
ツァリーツィノ駅

駅の入り口付近の上方に、帽子をかぶる見慣れた横顔が描かれている。