
モスクワを代表する飲食街10選

1/ パトリアルシエ池(マラヤ・ブロンナヤ通り)

カフェやレストランが建ち並ぶ飲食街としては、モスクワで最も有名なストリートだろう。何でも、お好みのものが見つかる。最も魅力的なお店はマラヤ・ブロンナヤ通りとその周辺の小路に点在しており、どこも地下鉄マヤコフスカヤ駅もしくはトヴェルスカヤ駅から徒歩10分圏内だ。ただし、どの店もそれなりの費用はかかる事に注意だ。「首都で最も高い一画」という評判は伊達ではない。
おススメのお店:
- 絶品のデザートとコーヒーなら、「コフェマニア Chef’s」(Spiridonievsky Pereulok,17)がおすすめ。「パトリアルシエの朝」というメニューもある。
- ロシアやヨーロッパの代表的料理をオリジナルに提供しているのは、「AVA」(Malaya Bronnaya, 21/13c2)。特に海産物が評判だ。
- ベジタリアンやノンラクト牛乳の愛飲者には、カフェ「Raw to Go」(Bolshoy Patriarchy Pereulok, 12 str.1)がきっと気に入るだろう。ローフード専門の店だ。
- 食事と詩的情感を同時に楽しみたいという方は、「ゾイカ」(Bolshoy Patriarchy Pereulok, 8 str.1)を予約しよう。毎夕、詩の朗読と生演奏が行われる。
2/ ピャトニツカヤ通り

地下鉄セルプホフスカヤ駅とノヴォクズネツカヤ駅の間に位置する、モスクワのもっとも古い通りの1つ。建物は、「ライオンのいる家」(64 korp.1)や「ラジオ・ハウス」(25 korp.1)など、どれも歴史的価値のあるものばかり。数多くのバーやカフェがあり、昼はリーズナブルで美味しい食事が楽しめ、夜はコンサートやディスコで賑わう。
おススメのお店:
- ジョージア料理やコーカサス料理なら、「ジョン・ジョリ」(26)、「イート・ダンプリング・ドリンク・ワイン」(6 str.1)、「ハチャプリ&ワイン」(3/4 str.1)がおすすめ。
- 一杯傾けたいなら、「Prscco」(24)や「Luma」(29)、「カビニェト・プシホロガ」(30 korp.1)、あるいはシークレット・バー「ミツヴァ」(3/4 korp.1)も良いだろう。
- 「コンツェルト・バー」(6/1)やジャズ・クラブ「エッセ」(27 korp.3A)で音楽に親しみ、「モリャク・イ・チャイカ」(25 korp.1D)で夜通し踊るのも、楽しみ方のひとつ。
3/ ミャスニツカヤ通り

がっつりランチを食べたいなら、美味しくてリーズナブルなミャスニツカヤ通りへGo。付近の数校の大学に通う学生もよく利用する店が多い。カフェやレストランは、地下鉄トゥルゲネフスカヤ駅とルビャンカ駅の間に点在している。
おススメのお店:
- 行列の絶えない市内有数の人気店のひとつが、「NicePriceCafe」(47)で、300ルーブル均一(約3.5$)が売り。メニューはロシア料理とヨーロッパ料理、シーフードもある。
- コーヒーとデザートなら、「Skuratov」(13 str.2)、「La Poste」(13 str.3)、「Cream Soda」(15)がおすすめ。
- ロシア料理とソ連料理は、「ヴァレニチナヤ」(24/7 str.1)と「ブラチヤ・カラワエヴィフ」(18)。アジア料理なら、「Ramen」(11)と「J'Pan」(22 str.1)がおすすめ。
4/ マロセイカ通り

ミャスニツカヤ通りと地下鉄キタイ・ゴロド駅北口の近くにもう1つの飲食街、マロセイカ通りがある。有名ファストフードチェーンの他にも、ハンバーガーショップや各国料理の専門店が軒を連ねる。
おススメのお店:
- 最も有名な店は、多数の名店が入居する「ツェントラリヌイ・ルイノク」(4/2 korp.1)。コーヒーショップ「Camera Obscura」、ハンバーガーショップ「Smoky BBQ」、ピザ屋「Blizko」、ふっくらオラディが売りの「Fluffy Fluffy」などなど、お店は多様だ。
- カフェ「レーピム・イ・ワーリム」(9/2 korp.1)は、ロシアのペリメニが一押し。
- 「Megobari」(15)はジョージアのヒンカリが魅力。
- 「ピャン・セ」(8)ではアジアの蒸し饅頭が楽しめる。
- 素敵な音楽も一緒に楽しみたいなら、モスクワで最人気の、アレクセイ・コズロフのジャズ・クラブがおすすめ。
5/ ポクロフカ通り

マロセイカ通りから続くのが、活気あるポクロフカ通り。その境目にはまず気付かないだろう。美しいモスクワ建築を見ながら散策するのも良いが、モスクワの名物カフェを訪れるのも一興だ。
おススメのお店:
- 朝食とデザートには、カフェ「ブルカ」(19)と「ニ・スヴェト・ニ・ザリャー」(41, korp.1)がおすすめ。
- ランチは、カフェ「KetchUP」(10, korp.2)と、ピザ屋の「Scrocchiarella」(1/13/6, korp.2)が良いだろう。
- 夕食は、「Tangiers Lounge(31, korp.4)、「Pnnvbar」(17, korp.1)、あるいはワインバー「クルィム」(44)やバー「Verve」(6)でくつろぐのがおすすめ。
6/ カメルゲルスキー通り

地下鉄オホートヌイ・リャード駅から伸びる短い通りだが、まさにここにあるのが、あの有名なモスクワ芸術座である。豪華な照明で一年中装飾されており、モスクワで最も明るい通りの1つと言える。現地の市民に交じって多くの観光客が行き交い、路上演奏が行われ、そしてもちろん、カフェも多い。「モスクワは決して眠らない」というフレーズを聞いたことがおありかもしれないが、それはカメルゲルスキー通りのことだ。
おススメのお店:
- 市内で最高クラスのカプチーノとピザ・マルゲリータを提供するのが、カフェ「アカデミア」(2, korp.1)だ。
- 絶品のリブは、レストラン「Frank by Basta」(6, korp.1)の名物。
- 食事と生演奏の組み合わせが好きな方には、バー「Hidden」(6/5, korp.3)がおすすめだ。
7/ ボリシャヤ・ドミトロフカ通り

ここは素敵なカフェが多すぎて、かえってランチの場所を選ぶのが難しい。地下鉄テアトラリナヤ駅(ボリショイ劇場近く)からスタートして、地下鉄チェーホフスカヤ駅を目指して行こう。ボリシャヤ・ドミトロフカ通りは、観光客や学生、劇場帰りの人などが好んで訪れる、おしゃれでエレガントなレストランが魅力の街だ。
おススメのお店:
- 現代ロシア料理は、「テフニクム」(7/5, korp.2)や「MOLOKO」(7/5, korp.5)といった人気のビストロで味わえる。
- 肉料理なら「クラスノダール」(9, str.1)、ムール貝なら「Mollusca」(12/1 str.1)がおすすめ。
- 優雅な朝食はカフェ「Murph」(32, str.1)や「Mishka」(11)が良いだろう。
8/ ボリシャヤ・ニキツカヤ通り

おしゃれな若者が集う町。観光客や、音楽院の常連客も多く、各種さまざまなレストランとカフェが並んでいる。
おススメのお店:
- 美味しい魚料理をはじめシーフードの数々を楽しめるのは、レストラン「グヴィドン」(5)と「Ikra」(5)。
- ゆっくり朝食をとるなら、レストラン「Ugolek」(12)、カフェ「Muse」(14/2 str.7)が良い。
- いずれも有名な、レストラン「セヴェリャーニェ」(12 str.1)では創作ロシア料理を、「ユグ22」(22/2)では地中海料理を楽しめる。
9/ レスナヤ通り

地下鉄環状線のベロルスカヤ駅付近のレストラン街は、チェーン店や高級店、小規模な創作料理のカフェが建ち並ぶ。
おススメのお店:
- モスクワでも特に有名なスポットの1つが、フードモール「デポ」(20 str.3)だ。世界中のあらゆる料理と出会えるだろう。
- チーズがお好きなら、「スィロワルニャ」(20 str.4)で多種多様なチーズを吟味できる。
- 「ジャジュダ・クローヴィ」(9)や「Steak it easy」(9)は、豪快なステーキが売り。
10/ アルバート通り

モスクワで最も古い通りの1つで、歩行者専用道路として賑わう。200年前は、モスクワの中心的グルメ街だった。名所旧跡やお土産選びが楽しい空間だが、グルメという点からも見逃せない。
おススメのお店:
- おすすめは、クラシックなアメリカ料理なら、「カリフォルニア・ダイナー」(23/1)。トルコ料理なら「Taksim」(21 str.1)。インド料理なら「Curry」(32)だろう。
- ソビエト料理やロシア料理なら、「バララエチナヤ」(23, str.1)、「チェブレチナヤ」(44 str.1)を試してみよう。サンクトペテルブルグク生まれのスイーツを提供するカフェ「セーヴェル・メトロポリ」(1)もおすすめの1つだ。